お魚をもっと美味しく。和歌山・吉村秀雄商店の「車坂 魚に合う吟醸酒」と過ごす夜
和歌山県の吉村秀雄商店が手がける「車坂 魚に合う吟醸酒」。その名の通り、魚料理との調和を追求して醸された一本です。和歌山の豊かな海が育む海の幸を、より美味しく味わうための工夫が随所に感じられます。

まず目を引くのが、そのユニークなラベルデザインです。中央に力強く描かれた「車坂」の文字を囲むように、鯛、鮪、鰆、鮎、鰈……と、数えきれないほどの魚の名前がびっしりと並んでいます。ラベルを眺めているだけで、今夜はどんなお魚を合わせようかと想像が膨らみます。春夏秋冬、それぞれの季節の魚に合わせて楽しんでほしいという、蔵の遊び心と誠実な思いが伝わってくるようです。
実際に口に含んでみると、その飲み口は驚くほどすっきりとしていて軽やかです。お酒単体で個性を主張しすぎるのではなく、あえて一歩引いたような控えめな佇まいが、料理の味わいを邪魔しません。むしろ、魚の脂の甘みや繊細な旨味を、このお酒が優しく包み込み、後味をさらりと切ってくれるような感覚を覚えます。

お造りであればキリッと冷やして、焼き魚や煮付けであれば常温やぬるめの燗で。どんな魚料理にも、そしてどんな温度帯にも柔軟に寄り添ってくれる懐の深さがあります。気取らない毎日の晩酌に、そっと彩りを添えてくれる。そんな「名脇役」としての魅力に溢れた吟醸酒です。美味しい魚が手に入った日には、ぜひこの一本を隣に置いてみてください。






