北海道の澄んだ空気と水を感じる「上川 純米」の柔らかなひととき
北海道の広大な大地、その豊かな自然をそのまま瓶に詰め込んだようなお酒に出会いました。上川大雪酒造株式会社 緑丘蔵が醸す「上川 純米」です。白地に紺色の印象的な紋章、そしてさりげなく添えられた北海道のシルエットが、北の大地からの便りを感じさせてくれます。

今回は、裏ラベルでもおすすめとされている「常温」でいただきました。グラスに注ぐと、ふわりと漂うのは精米したてのお米のような、どこか懐かしく少し甘い香り。派手さはありませんが、ほっと心を落ち着かせてくれる穏やかな香調です。
驚くのはその口あたりです。トゲのある刺激は全くと言っていいほど感じられず、驚くほど柔らか。さらさらと喉を通り抜けていく軽やかさがあり、思わず「本当にこれ、お酒を飲んでいるんだっけ?」と自分に問いかけてしまうほどの飲みやすさです。まさに、ついつい盃が進んでしまう「飲みすぎ注意報」な一本と言えるかもしれません。

裏ラベルを眺めてみると、北海道産の酒米と地域の名水を使い、小さな仕込タンクで丁寧に手造りされていることが分かります。精米歩合は70%と、お米の力をしっかり残しながらも、この透明感のある仕上がりには蔵の技術が光ります。
この優しい味わいには、家庭の何気ないおかずがよく合います。例えば、ピリ辛に仕上げたきんぴらごぼうや、さっぱりとした「たたききゅうり」。お酒の柔らかさが、料理の塩気や辛みを包み込み、日々の晩酌をより豊かな時間に変えてくれるはずです。





