爽やかな香りと潔いキレ。佐賀の風土が息づく「能古見 特別純米酒」
冷蔵庫から取り出したばかりのような、水滴をまとった緑色のボトル。見ているだけで喉が鳴りそうな、涼やかな佇まいの一本をご紹介します。佐賀県鹿島市に蔵を構える馬場酒造場の「能古見 特別純米酒」です。

ラベルに目を向けると、そこにはどこか懐かしさを感じる蔵の風景が描かれています。ネックの部分には、佐賀県産原料100%などの厳しい基準をクリアした証である「The SAGA」のシールが光り、この土地の恵みを大切に醸されたお酒であることが伝わってきます。300mlという小ぶりなサイズ感も、日常のちょっとしたひとときに寄り添ってくれそうで嬉しいですね。
蓋を開けると、まずは爽やかな香りがふわりと鼻をくすぐります。一口含んでみると、その口当たりは驚くほどあっさりとしていて軽やか。ですが、そのまま通り過ぎるだけではありません。後味にはしっかりとした辛口のキレがあり、その奥に佐賀のお酒らしい、お米の豊かな甘みがじんわりと顔を出します。

「あっさり」と「辛口」、そして「お米の甘み」。一見すると相反するような要素が、一つの瓶の中で心地よく調和しています。精米歩合60%まで磨かれた特別純米酒ならではの、丁寧な造りが感じられる仕上がりです。
キリッと冷やして、その温度変化とともに移り変わる表情を愉しむのも良さそうです。今日一日の締めくくりに、佐賀の豊かな田園風景を思い浮かべながら、ゆっくりとグラスを傾けてみてはいかがでしょうか。





